日本の今の問題は既に世界史が解決している
- 作者: 宇山卓栄
- 出版社/メーカー: 学研教育出版
- 発売日: 2015/01/27
- メディア: 単行本
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- ペリー来航(1852)後に日本がアメリカの支配下に置かれなかったのは、幸運にも南北戦争(1861-1865)とその後遺症があったため。
- 明治維新において権力の移譲が速やかに行われたのは天皇の存在があった。それだけではなくバランス感覚に優れた人間が多かったようだ。
- ヨーロッパの革命後は混乱期が存在する。
- 国債金利7%は国家破綻への一つの目安。フランス革命時の値から来ている。
- 関税はみかじめ料のような古い習慣(custom)から来ている。プロセインからドイツへの例のように、関税をなくすことで経済の結びつきが強くなり経済統合→政治統合につながる。
- 関税はその国の産業政策を決める大事な柱となる。
- カトリック教会の腐敗→プロテスタント「営利の肯定」→「働かざるもの食うべからず」
領土問題
尖閣
中国:明の時代から存在を確認していた。→統治の事実なし
1895/1に沖縄に編入
1895/4の下関条約(日清戦争の講和)での割譲対象に入っていない
1896に沖縄の漁民が利用
1920漂着した中国漁民の救助に対し、沖縄県と記述している(日本領であることを認めている)
1969国連調査により石油埋蔵の可能性が発表→中国画領有を主張
中国はフォークランド紛争に強い関心。
竹島
江戸時代(1618)から鳥取藩が使用
1905第2次日韓協約で奪われたと主張
1951サンフランシスコ条約で変換する島を明記。竹島は含まれず
1952李承晩ライン設定。漁民の拿捕
ウクライナ
西部:ウクライナ人、東部:ロシア人。東部は独立したい。西部は産業が東部に偏っているため独立させたくない。
オスマン帝国
多民族の融和。権力のバランス
利害調整を行い相互の妥協を積み重ねていくしかない。そのための制度設計が必要。
中国
なぜ近代化出来なかった?
洪秀全 太平天国
社会主義的な政策
曽国藩・李鴻章
義勇軍を集め太平天国を滅ぼすが、割拠し中国の近代化に進まなかった
20世紀
毛沢東
蠟小平 裏で権力を持つ
天安門事件で武力行使を決定
21世紀
江沢民 上海閥(⇔共青団派)
胡錦濤 共青団派
習近平 上海閥